こんばんは
豊川のH邸、土壁塗りの様子です。
まずは、竹木舞を組んでいきます。
穴に目竹を入れて行き、
骨組みを組んで行きます。
立ての目竹
横の穴にも差し込んで行きます。
これが組めると、縦の竹を入れて、縄で縛って行きます。
初めに組んだ、目竹に立ての竹を、縛ります。
それを縛り終わると、今度は横に竹を縛って行くんですね。
だんだん、形になってきて、お客さんも、
喜んで頂けているみたいで、何よりです(嬉)
女竹の骨組みを造って、縦の竹を入れて、横の竹を入れると完成です。
縄を、女竹に絡めて、縦の竹に水平方向に柱のなかなかまで縛って行きます。
水平方向に女竹が、7本あり全部縛って行きます。
それが終わると、横の竹を垂直方向に3尺の幅の間に3本あるので、
その女竹に横の竹を縛って行きますと、写真のように完成します。
この上に、土壁を塗って行きます。
ふつうは左官さんがやる仕事ですが、
加藤建築では、若い衆と棟梁自ら、壁塗りをする事にしています。
なんでかって??
1. 若い衆にも業者さんの、やっている事を少しでも、
体験してもらう事で、建物に関すり納まりなどをを覚えて行ってもらうためです。
2. どんな仕事にも、興味を持ってもらって、なんで??
と言う事を、常日頃から思ってもらう事で、一人前の職人に成長してほしい。
3. みんなで、きつい仕事を体験しながら、思いやりの心と、謙虚さ、自信にも、
つなげて行ってくれたらいいと思っています。
そんないろんな事を思ってもらいながら、
次の業者さんに早くつなげれるように、壁塗りをやっているんです。
基礎工事も、同じ事。
何処にどんだけの荷重がかかるかを、身をもって体験してもらう事で、
一番大事な基礎工事を(鉄筋組、コンクリート打ち)などを体験してもらっています。
いろんな知識だけは、持っていてほしいですね。
そして、道具も壊れました
こんな風に、土をすくう道具なんですが。
奥の差し棒の太さ違い分かりますか?
長年使っていると、すりへって頭の所で折れてしまいます。
定期的に直さないと、使う時に使えません。
メンテナンスも非常に大事なんです。